大エルミタージュ美術館展で仮装ナイト

6月18日まで、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」の関連イベント、仮装ナイトに行ってきました。(写真は主催者の許可を得て撮影しています)


ウィギリウス・エリクセン 戴冠式のローブをエカテリナーナ2世の肖像 1760年代 油彩・カンヴァス

エルミタージュ美術館の始まりは、女帝エカテリーナ2世(在位1762-1796)が1764年に、ベルリンの実業家から317点の絵画コレクションを取得したのが、エルミタージュ美術館の始まりといわれています。
その後も歴代皇帝が国家の威信をかけて美術品を収集し、エルミタージュは世界でも類を見ないほどの質と規模を誇る美術館となりました。
今回の展覧会では同館の1万7千点に及ぶ絵画コレクションの中でも特に充実している、16世紀ルネサンスから17、18世紀のバロック・ロココまでの名画が集まっています。その会場で、宮殿の主、エカテリーナ2世の舞踏会&コレクション鑑賞会に招かれたらというのが、この仮装ナイトの趣向です。

仮装といって思いつくのが、最近のハロウィンとミュージカル「オペラ座の怪人」のマスカレードの場面でしたので、仮面を買って参加してきました。

会場にはまさに仮面舞踏会、素敵なドレスを着た方も多かったです。

仮面越しに会場の様子を見ていると、絵に描かれた世界と現実が一緒に感じられて宮廷絵画の世界に入り込んだような楽しみを感じました。


もちろん絵画も素晴らしいです!


ピーテル・ブリューゲル(2世) スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色 1615-1620年頃 油彩・板


ペーテル・パウル・ルーベンス 王太子の誕生 1622年 油彩・板


フランス・スネイデルス 果物鉢と切ったメロン 1650年代 油彩・板

普段とは異なる絵画鑑賞の楽しみ方、とてもよかったです。こうした機会が増えてくれたらいいですね。

■展覧会概要

展覧会名:大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
会期:2017年3月18日(土)-6月18日(日)
休館日:5月15日(月)
開館時間:午前10時-午後8時(火曜日は午後5時まで、但し5/2は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)
主催:エルミタージュ美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ、森アーツセンター
後援:外務省、駐日ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)

公式サイト
http://hermitage2017.jp/index.html

■関連資料