伊勢神宮あれこれ

伊勢神宮にお参りしてきました
東京にいるとどこか聖地というか、神聖な場所、そうしたイメージが強いのですが(確かにそうなのです)、足を運んでみると、想いをもって参拝している方もいれば、地元の観光名所的な賑わいだったり、また若い人たちがドライブでといったレジャーの雰囲気もあって、観光地でもあるのだと思いました。

それでも、神宮会館に宿泊して、職員の方が案内してくださる早朝参拝に参加してみると、やはり神聖な雰囲気が感じられて、これはお勧めであったりします。ネットの予約で安く宿泊できます。

さて、そんな中で、神宮に関するオススメの本に出会ったのでご紹介です。一冊はJTBパプリッシングから出ている「神宮きちんとおまいり」。そしてもう1冊は三重県立斎宮歴史博物館の榎村寛之氏が書いた「斎宮−伊勢斎王たちの生きた古代史」です。

「神宮きちんとおまいり」はガイドブックとして手軽で、かつ伊勢神宮の神聖さを損なわない知識ネタが盛り込まれていて良いバランスです。そして軽いので、詰め込み型の重たいガイドブックを手に旅をしてしまった私は、これを見つけておけばよかったのにと思いました。

もう、一方で「斎宮」は歴史のお話ですが、室町くらいまで置かれていた天皇の娘などを神宮に遣わせていた斎宮の素顔をたどった本ですが、とても政治的、人間的、そして男女や同性の部分もあったりして、神聖と同時にリアルティを持って神宮と歴史の関わりの一旦を知ることができる本でした。