和の菓子

よく行く美術館のカフェで展作品をイメージした和菓子を新作で作って出してくれるのですが、これが美味しくて。それがきっかけで和菓子に興味を持ちました。そこで本屋さんで出会ったのがこちらの一冊。「和の菓子」(高岡 一弥・高橋 睦郎 著、与田 弘志 写真)

丁寧に作られた一冊で、季節ごとの和菓子が紹介されているのですが、歳時記のような趣も。ほかのムック本ともちがう重厚感があって(ちょっと重いけど・・・)、日本語と英文で添えられた説明を読むと、一つひとつの和菓子に歴史や物語があり、味わうことの楽しみがさらに深まっていくように思いました。

そして、こうした歴史を背負った和菓子の世界で、新作を作り続けてくれるお店があることも、頼もしく感じました。