坂本図書

坂本龍一さんが、婦人画報に連載していたもの。こんな風に限られた言葉で本との格闘を語れたなら、氏にとっては格闘なんかではなかったはずだけども、とても羨ましくて憧れてしまう。取り上げられていた本の1冊、古書でも高値がついてし … [Read more…]

笠井賢一著『芸能の力 言霊の芸能史』

『芸能の力 言霊の芸能史』笠井賢一著 藤原書店 能や狂言に関心はあるものの、入りにくいな・・・という時は、この本を手にするとよいかもしれない。何か逆説的なのだけど、読後に能のことを調べてみよう、何か良いサイトはないかと検 … [Read more…]

数寄屋大工棟梁・中村義明さんの言葉

茶室の本を読んでいたら、数寄屋建築を手がける中村外二工務店代表の中村義明さんのことばにひかれました。もちろん、茶室そのものこととか、建築のこととか、様々学ぶことはあるのですが、ある視座から物事をみていると、それはすべてに … [Read more…]

なぜ日本はフジタを捨てたのか? 藤田嗣治とフランク・シャーマン 1945~1949

なぜ日本はフジタを捨てたのか? 藤田嗣治とフランク・シャーマン 1945~1949 富田芳和著 静人舎 美術ジャーナリスト 富田芳和さんの著書。戦後の日本の美術界の動き、GHQの文化戦略、戦争画を描いた画家たちへの対応。 … [Read more…]

和の菓子

よく行く美術館のカフェで展作品をイメージした和菓子を新作で作って出してくれるのですが、これが美味しくて。それがきっかけで和菓子に興味を持ちました。そこで本屋さんで出会ったのがこちらの一冊。「和の菓子」(高岡 一弥・高橋 … [Read more…]

素手時然(そしゅじねん)ー無印良品の本ー

デザインのことを考えていたら、無印良品のアンソロジーが目についたので手に取ってみました。 素手時然(そしゅじねん) ちょっとサイズが大きいな・・・文庫サイズならいいのに 旅をしながらめくる、いや旅から生まれた言葉を楽しめ … [Read more…]

伊勢神宮あれこれ

伊勢神宮にお参りしてきました 東京にいるとどこか聖地というか、神聖な場所、そうしたイメージが強いのですが(確かにそうなのです)、足を運んでみると、想いをもって参拝している方もいれば、地元の観光名所的な賑わいだったり、また … [Read more…]

美術館で愛を語る 岩渕潤子著

『美術館で愛を語る』岩渕潤子著 PHP新書 「現代に生きる私たちが美術館へ行くことの社会的な意味は、自分とはちがった人がこの世の中にはたくさんいて、彼らは自分とちがった世界を見ている・・・・・・ということを知るこにある。 … [Read more…]

紙と人との歴史

イギリスのジャーナリスとで、中国を専門としているアレクサンダー・モンローの『紙と人との歴史』をとても面白く読んだ。紙の起源を中国に求め、そこから最初はとてもオリエンタルな雰囲気に包まれ、その後、西洋での宗教革命等への影響 … [Read more…]

簡素な生き方

人工知能の話題も多い中、この本のこの一節が目に留まった。 「現代人が頭を抱えている大きな問題に、社会的要素としての個人の教養の問題があります。今日の社会組織においては、すべてがこの要素に立ち返ります。この要素をなおざりに … [Read more…]