三菱一号館美術館 ラファエル前派の軌跡展


三菱一号館美術館で開かれている「ラファエル前派の軌跡展」にいってきました。写真は美術館の許可をいただいて撮影しています。

 

19世紀イギリスの評論家・美術評論家、ジョン・ラスキンの生誕200年を記念して、彼と交流のあるラフェエル前派やJ.M.Wターナーの作品が展示されています。

ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー
《カレの砂浜-引き潮時の餌採り》1830年、油彩/カンヴァス、ペリ美術館》

 

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッテイ
《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》
1863-68年頃、油彩/カンヴァス、ラッセル=コーツ美術館

今回の展示をみて感じたことは、ある時代のイギリスのラスキンを軸とした絵画の変遷がよく理解できるとともに、それぞれの作品が当時の英国社会に対して緊張感をもって描かれていたように感じました。ラファエル前派の作品って、きれいな女性の人が描かれている美人画のように受け止めていたことがあったのですが、それだけではないなと。美しい以上に挑戦がつまっているような印象です。

モリス商会 《ポーモーナ(果物の女神)》
デザイン:バーン・ジョーンズおよびモリス、1882年
タペストリ制作:モリス商会(アートン・アビー工房)1884-85年
マンチェスター大学ホイットワー美術館

■展覧会概要
会  期:2019年3月14日(木)~6月9日(日)
開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、6月3日~7日は21:00まで)
休館日 :月曜日(但し、4月29日、5月6日、6月3日と、トークフリーデーの3月25日、5月27日は開館)

【ゴールデンウィークの開館時間のご案内】
4月27日(土)~5月6日(月・祝)は、10:00〜18:00まで開館します。
※最終入館は17:30まで
※5月3日(金・祝)の開館時間は18:00までです。