レオナルド×ミケランジェロ展

三菱一号館美術館で開催中の、「レオナルド×ミケランジェロ展」にいってきました。レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)とミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564)は、レオナルドがミケランジェロよりも年上ですが、「宿命のライバル」と言われています。そんな二人の作品が比較できる展覧会です。

会場には巨人二人の作品の他、弟子たちが模写した作品などが展示されていて、題材ごとに二人がどう描いたかを見比べることができます。


左)レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく<レダと白鳥>

 1505〜10年頃 油彩/板 ウフィツィ美術館

右)フランチェスコ・ブリーナ(帰属)<レダと白鳥(失われたミケランジェロ作品に基づく)>

 1575年頃 油彩/板 カーサ・ブオナローティ

 


レオナルド・ダ・ヴィンチ

「アトランティコ手稿」(ファクシミリ版)1480〜1482年頃 ミラノ、アンブロジアーナ図書館

7月11日からは、ミケランジェロの大型大理石像(十字架を持つキリスト)が公開されるそうです。これは、ローマの貴族、メテッロ・ヴァーリの依頼による彫像で、顔の部分に黒いが現れたために制作途中で放棄された後、長く行方不明となっていた後、2000年にローマ郊外の小都市バッサーノ・ロマーノにある修道院で発見されたものです。

※写真は美術館の許可を得て撮影しています。

 

■展覧会情報
会期:2017年6月17日(土)~9月24日(日)
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜休館(但し、祝日は開館)
主催:三菱一号館美術館、日本経済新聞社、テレビ朝日
後援:駐日イタリア大使館
協賛:損保ジャパン日本興亜、大日本印刷
協力:アリタリア-イタリア航空

展覧会サイト: http://mimt.jp/lemi