[企画展]生誕150年記念 横山大観-東京画壇の精鋭ー/山種美術館

山種美術館で開催中の、[企画展]生誕150年記念 横山大観-東京画壇の精鋭ーをみてきました。写真は美術館より許可をもらい撮影しています。

2018年の今年は、近代日本画の第一人者、横山大観(1868-1958)の生誕150年と没後60年にあたります。これを記念して、今回の企画展では、山種美術館が所蔵する横山大観のコレクション全41点(資料を除く)が展示されるということで、どんな作品に出会えるのか楽しみに足を運びました。

注目の高い企画展で、多くの人でにぎわっていました。

たくさんの大観の作品に囲まれていると、様々な印象を感じました。
墨の濃淡で描く画力に圧倒されたり

左)横山大観《華厳瀑》1932(昭和7)年 絹本・墨画淡彩 山種美術館
右)横山大観《飛瀑華厳》1932年(昭和7)年 絹本・墨画淡彩 山種美術館

音や風、語らいを感じ、何か物語が始まりそうな情景に引き込まれたり

横山大観《春の水・秋の色》1938(昭和13年)頃 絹本・彩色 山種美術館

斬新な構成にうならされたり

横山大観《陶淵明》1913(大正2)年頃 山種美術館

また、富士山の雄大さと美しさに心振るわされたりと

左)横山大観《心神》 1952(昭和27)年 絹本・墨画淡彩 山種美術館
右)横山大観《富士山》 1933(昭和8)年 絹本・彩色 山種美術館

私たちの日常のとらえ方や、美しいと感じる心の動き、富士山への心情などを上手に描いてくれているように思いました。日本では、国民的画家という言い方をしないかもしれませんが、横山大観のような画家が、そう呼ばれるのにふさわしいと思いました。

■概要
名称:[企画展]生誕150年記念 横山大観-東京画壇の精鋭ー
会期:2018年1月3日(水)~2月25日(日)
主催:山種美術館、朝日新聞社
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日[但し、1/8(月)、2/12(月)は開館、1/9(火)、2/13(火)は休館]
入館料:一般1000円(800円)・大高生800円(700円)・中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料。

詳細は山種美術館のホームページ
http://www.yamatane-museum.jp/