窪島誠一郎さんの『読むこと観ること』を読む。美術館と図書館その2つの役割、人生に与えてくれる影響などを実体験から語る。この本の中に、中央公論社の優れた編集者であった栗本和夫さんが晩年に作家の直筆原稿や蔵書をもとに図書館を作ることに挑戦されたことが紹介されており気になった。
ネットなどで調べると図書館の財団法人認可が1974年くらいの話なので、古いお話だし、その後、図書館も閉じられたそうで、寂しい気持ちがした。ただ、ネットにもよい所があって、栗本図書館と調べると作家の澤地久江さんが日経新聞に寄稿されていることを知った。
人の命は短いけれども、善良なる図書はどのようにかして残っていく、そんなことを想った。
読むこと 観ること 窪島誠一郎著
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