ちょっと季節外れになってしまったけど、もちろん、今が見ごろというところもあるけれど。
夜、桜の写真を撮影しに行ったら、なかなかその木の下を離れられなくて、露光はどのくらいかななどと作業をしながら、だいぶ時間がたってしまったことがありました。
和歌でも詠む人なら、素晴らしい歌を詠まれるような状況も、三脚にカメラをつけて、かちゃかちゃやっていると風雅とは程遠い状況に。(ここで三脚が壊れ、気分はかなりブルーでもありました)
そんな中、外国の方からピンクの桜はどこにある?全部白じゃない!と(英語のニュアンス的にはそんな感じでした)質問を受けて、都内の桜事情にも詳しくなくて、つい、吉野の山桜でも見に行ったら?と言ってしまいました。そしたら、明日から、奈良に行くのだと話してくれて、良く調べてるんだな~と驚いたりしていました。
そんな出来事に遭遇したので、花の色ってなんだろうなどと考えてしまいました。もちろん、品種などもあるのですが、その花の色というよりも、何かが蓄えられて発色していくような、そんな美しさがあるのではないかと思ったのです。
花弁に色が塗り重ねられていく、そんなことを想像したら、何かだいぶ昔の忘れ物が昇華して、こんなに美しく咲いているのではなどと思ったのでした。
ぼっちでも気にせず撮影何枚もお巡りさんもあきれて過ぎる
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